交流会
台湾から育達科技大学の大黄先生と周先生、夜間部日本語科で学ぶ5人の社会人留学生が美波町に視察観光に訪れた。現在計画中の台湾からの体験型日本語学習短期プログラムのためのモニターツアーと重なるところが多く、2日間の美波町滞在の感想を聞くことがハーモニーとしての目的の一つである。そのために、2日目には、大黄先生の小講演や地域住民との交流会を計画している。
昼前に汽車と車に分かれてやってきた一行は、まめぼんカフェでランチ。4種類ほどパスタを頼んでおいたのだが、台湾では、今明太子クリームが人気があるらしい。その後、日和佐観光ボランティアガイドさんが二人来てくれて、日和佐観光をスタート。まずは、薬王寺から。
ガイドさんにお願いして、私と三隅先生は別ルート。8月始めにできあがったばかりの「美波町医療保健センター」を見学。中でも多目的ルームがこれから多文化共生のイベントで使えそうなこと、おしゃべりカフェができそうな台所付きの部屋もあることをチェック。次に、児童館へ。
ちょうど主任のT先生がいて、いろいろ話ができた。計画してお願いすれば、台湾短期留学生とこども達の交流は可能であることが分かった。
その後、薬王寺見学を終えた台湾留学生一行と合流して町歩きをした。
古民家
八幡神社
大浜海岸
ウミガメプールの前で
昨日ウミガメの産卵があり、大浜にはくっきりと亀の足跡が残っていた。ウミガメプールで泳ぐ海亀を見た後、それぞれの宿にチャックイン。夕食前にえびす洞温泉に出かけることになり、私は業務を終えて帰宅とあいなった。
明くる日、5日。日和佐公民館にて「大黄先生を囲む会」(台湾と美波・牟岐住民の交流会)を開催した。台湾から7名、徳大の先生2名、美波町4名、隣の牟岐町5名の18名参加の交流会になった。自己紹介のあと、大黄先生から台湾の日本語教育や観光事情についての話があった。徳島は、もっと宣伝活動を積極的にするべきと言われた。台湾で定期的に観光物産の宣伝をする日本フェアみたいなのが1年に3回ほど定期的に行われているのだが、四国からは香川、愛媛、高知の参加のみで徳島は来ていないと言う。行政に頑張ってもらわないと・・・。牟岐の岡本さんからは、台湾への熱い思いが中国語を駆使して語られた。その国の言葉が話せると、コミュニケーションが格段楽になるし、訴える力が強くなる。私も、英語くらい中国語が話せたらいいのにとうらやましく思った。グループに分かれての交流会では、いろんなことを質問できて答えてもらえて良かった。アンケートも用意していたが時間が足りなくなり、後で記入して送ってもらうことになった。5人の学生さんは、みなさん日本が好きで、日本の文化に興味があり、日本語をもっと学びたいと思ってくれている。親日的な態度が嬉しいし、また日本へ来てほしいと思った。
大黄先生
交流会
全員写真
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