2017年8月11日金曜日

はまひるがお1周年 祝賀パーティー   H29.8.6

白い燈台にて

 日和佐交流施設「はまひるがお」が開設1周年を迎え、祝賀会がホテル「白い燈台」で開催された。「はまひるがお」は、井上夫妻が個人所有の新築住宅を交流施設として地域住民のために開放してくれており、そこでは、週3回の「100歳体操」を始め、野菜を百円で買える土曜市や「ほのぼの音色の集い」などの行事が行われている。ハーモニーの美波日本語教室開所式もここで行われ、古民家ツアーや着付けイベント等の立ち寄り場所として、また、インドネシア人歓迎会や中国人交流会の会場として利用させてもらってきた。この会には、井上夫妻のお誘いで美波町で働いているベトナム人3人と一緒にハーモニー代表として参加させてもらった。総勢90名近い参加者があり、町内のことであるので、顔見知りの人も多く、終始賑やかで楽しい会だった。
 
はじめの挨拶
 
銭太鼓
 
どじょうすくい
 
オカリナ演奏
 
南京玉すだれ
 
こま回し
 
 
銭太鼓から始まり、ドジョウすくいやら南京玉すだれ、コマ回しなど日本の伝統芸能が次々に披露され、初めて見たベトナム人3人は興味津々でスマホの写真や動画に収めていた。オカリナ、ギター、キーボード、アコーディオンなどによる演奏や歌声などもあり、一芸を持つ人がご近所にこんなにいるんだと感心したことであった。ベトナムの3人にとっては、日本の伝統文化に触れる良い機会になったと思う。
 
参加してくれた3人
 
会場の様子

感謝の花束
 
はい、ポーズ!
 
はまひるがお1周年、おめでとうございます!ハーモニーは、多文化共生のまちづくりのために頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします。 
 
 
 

2017年8月10日木曜日

大黄先生と社会人留学生、台湾から来町  H29.8.4&5

交流会

台湾から育達科技大学の大黄先生と周先生、夜間部日本語科で学ぶ5人の社会人留学生が美波町に視察観光に訪れた。現在計画中の台湾からの体験型日本語学習短期プログラムのためのモニターツアーと重なるところが多く、2日間の美波町滞在の感想を聞くことがハーモニーとしての目的の一つである。そのために、2日目には、大黄先生の小講演や地域住民との交流会を計画している。
 
 昼前に汽車と車に分かれてやってきた一行は、まめぼんカフェでランチ。4種類ほどパスタを頼んでおいたのだが、台湾では、今明太子クリームが人気があるらしい。その後、日和佐観光ボランティアガイドさんが二人来てくれて、日和佐観光をスタート。まずは、薬王寺から。
 ガイドさんにお願いして、私と三隅先生は別ルート。8月始めにできあがったばかりの「美波町医療保健センター」を見学。中でも多目的ルームがこれから多文化共生のイベントで使えそうなこと、おしゃべりカフェができそうな台所付きの部屋もあることをチェック。次に、児童館へ。
ちょうど主任のT先生がいて、いろいろ話ができた。計画してお願いすれば、台湾短期留学生とこども達の交流は可能であることが分かった。
  その後、薬王寺見学を終えた台湾留学生一行と合流して町歩きをした。
古民家
 
八幡神社
 
大浜海岸
 
ウミガメプールの前で
 
昨日ウミガメの産卵があり、大浜にはくっきりと亀の足跡が残っていた。ウミガメプールで泳ぐ海亀を見た後、それぞれの宿にチャックイン。夕食前にえびす洞温泉に出かけることになり、私は業務を終えて帰宅とあいなった。
 
 明くる日、5日。日和佐公民館にて「大黄先生を囲む会」(台湾と美波・牟岐住民の交流会)を開催した。台湾から7名、徳大の先生2名、美波町4名、隣の牟岐町5名の18名参加の交流会になった。自己紹介のあと、大黄先生から台湾の日本語教育や観光事情についての話があった。徳島は、もっと宣伝活動を積極的にするべきと言われた。台湾で定期的に観光物産の宣伝をする日本フェアみたいなのが1年に3回ほど定期的に行われているのだが、四国からは香川、愛媛、高知の参加のみで徳島は来ていないと言う。行政に頑張ってもらわないと・・・。牟岐の岡本さんからは、台湾への熱い思いが中国語を駆使して語られた。その国の言葉が話せると、コミュニケーションが格段楽になるし、訴える力が強くなる。私も、英語くらい中国語が話せたらいいのにとうらやましく思った。グループに分かれての交流会では、いろんなことを質問できて答えてもらえて良かった。アンケートも用意していたが時間が足りなくなり、後で記入して送ってもらうことになった。5人の学生さんは、みなさん日本が好きで、日本の文化に興味があり、日本語をもっと学びたいと思ってくれている。親日的な態度が嬉しいし、また日本へ来てほしいと思った。

 
 
大黄先生
 
交流会
 
全員写真

2017年8月2日水曜日

留学生、黒地児童館を訪問   H29.8.1


 徳大の留学生4人(モンゴル2、アメリカ2)と一緒に那賀川町にある黒地児童館を訪問した。ベテラン指導員の上甲先生と小学2,3年生を中心とする元気な子ども達が迎えてくれた。

歓迎のお知らせ
 
 黒板の掲示
 
 黒板の掲示や壁の世界地図、天井の万国旗などに、指導員の先生方の子ども達に広い世界を知ってもらいたいという願いが感じられた。今回の訪問は、外国人と直接に身近に接するといういい機会になるに違いない。
 
まずは自己紹介
 
 4人の留学生、一緒に参加した大人(私も)、そして24人の子ども達が順に短い自己紹介。中には, マイ ネーム イズ ・・・と言う子もいて、思わず拍手。今回の留学生は、みんな黒い髪だったので、「外国人、どこ?」と尋ねた子もいて、外国人イコール金髪の白人みたいなステレオタイプがあることを改めて感じた。日本人と見た目が似ている外国人がたくさんいることも知ってもらいたいなと思う。
 
日本の遊び~こま~
 
~けん玉~
 
 日本の遊びの「こま」や「けん玉」を子ども達がやって見せて、留学生が挑戦する。子ども達も留学生も楽しそう。「幸せなら手をたたこう」を一緒に歌う。1時間はあっという間に過ぎた。終わってから迎えが来るまでの時間にした風船バレーが一番盛り上がっていた。イスに座って話を聞いたり、誰かがするのを見たりするのは、夏休み中の遊びたい盛りの子ども達にとっては窮屈だったことだろう。それでも、留学生を見送るときの子ども達は名残惜しそうで、きっといい思い出になるのではないかなと思う。留学生にとっても元気いっぱいの小学生と遊んだことは日本のいい思い出になるに違いない。
 
風船バレー
 
 

 

「多文化共生のまちづくり」春講座 11回 終了   H29.7.26

修了証書

  第9回が台風のためにできなくなったため、2週間遅れで最終回となった講座が26日に修了した。ハーモニーから3人、遠距離にもかかわらずよく通ったものだ。私にとって、徳大の公開講座は10回目であるが、100%出席は初の快挙である。
 コミュニケーションについての講義から始まった講座は、「みんなの日本語」を使った日本語学習、書道や漬物、そうめんなどの体験的な日本語学習、徳島近代美術館へ出かけて、美術鑑賞をしながらの日本語学習、演劇を通しての日本語学習、日本語教育におけるプロジェクトワーク等々、多彩な内容だった。個人的には、美波町でのスタートアップ事業についての発表の機会もいただき、他の受講生の意見もたくさん聞くことができた。実際に授業やイベントに参加しながら体験的に学ぶことが多く面白かったし, これからに生かせるものであると思う。最終回には、11名の受講生がそれぞれに自分のこれからの課題について具体的にどう取り組んでいくのかを発表した。この講座で学んだことが、それぞれの発表者の中で生かされているのを感じて、他の人にとっても意義のある講座だったんだなと思った。秋学期もできるだけ参加したいと思っている