2018年5月19日土曜日

実り多いキックオフ会議    H30.5.18


 美波町における地域日本語教育スタートアップ事業も3年目、いよいよ最終年度に入りました。昨日19日には、シニアアドバイザーの西原先生、アドバイザーの松岡先生、システムコーディネーターの三隅先生のご臨席のもと、キックオフ会議が開かれました。美波町役場からは副町長をはじめ政策推進課、学校教育課、社会教育課の各課長さん、司会の川西コーディネーターの5名、県国際企画課、南部県民局、市立高校から各1名、ハーモニーから自分を含め5名の13名の出席があり、総勢16名で実りあるスタートの会を持つことができました。

会議の進行は次の通りです。
1 開会の言葉
2 はじめのあいさつ(副町長)
3 参加者紹介(川西C)
4 平成29年度までの事業報告及び
  平成30年度事業計画について(遊亀C)
5 今後の検討会議(司会三隅SC)
6 まとめ
7 閉会の言葉

  何が実り多かったのかというと、5の検討会議です。三隅先生がファシリテーターとなって、4つのグループに分かれて話し合い、話し合ったことをまた全体で共有するという形で行いました。テーマは、ハーモニーの活動についての意見・感想に始まり、事業終了後の予算の獲得について、3年間の事業をどうまとめるか、事業の継続と多文化共生のまちづくりについてで、これからの喫緊の課題として、4の報告の中で取り上げられたことです。様々な観点からたくさんのことが話され、これからに生かせる有意義な検討会になりました。手短に言うと(手短には言えない内容ですが)、予算については、町からの補助金の他に①民間財団の助成金②賞をねらう③新しいビジネスなどの提案がありました。今年、美波町から10万円の補助金を獲得したのは素晴らしいと西原先生に褒められたのが意外で、うれしかったです。まとめ方については、様々な意見を聞いて、今は冊子と動画の二本立て(できればその報告会もする)という感じでいこうかなと考えています。
 最後に、多文化共生の町についてのイメージを参加者の全員で出し合いました。一人一人の考えはそれぞれに納得性があり、同じ思いの仲間がいることを心強く思いました。連携しながら、建前でない本音のところで「多文化共生のまちづくり」に取り組んでいきたいと思っています。西原先生、松岡先生には、遠い横浜、岩手からお越しいただき、今回もいろいろな事例のお話やアドバイスをありがとうございました。事業終了後を見据えながら、30年度も頑張っていくつもりですので、後1年よろしくお願いいたします。

グループ討議
 

まとめの板書
 
 余談。先生方を新事務所のできる同窓会館にご案内しました。もちろん、「ハーモニーガーデン」も見ていただきました。ちょうどバラの花が咲いていて良かったです。会議の後は、今年できた「みなみ食堂」で昼食をとり、お昼の汽車で帰られました。先生方、そして、会議に参加してくださった皆様、お疲れさまでした!
 
 バラの季節
 
 
 大輪

 先生方

昼定食、これにデザートがついて1500円は安い!
薬王寺前R55沿いです。絶対お薦め!
 
 

2018年5月18日金曜日

教室で茶道体験  H30.5.14


 日本語教室のクラスにお茶の先生をお呼びして、「茶道体験」を行いました。参加したのは、ベトナム、インドネシア、アメリカからの学習者さんとハーモニーのメンバー。予定より人数が少なくなったのが残念でしたが、日本の文化に触れる良い機会になったのではないかと思います。

 準備万端

今日の主菓子は「びわ」
 折り鶴の中には干菓子の金平糖
 
 挨拶、自己紹介のあと、最初に、K先生のお茶のお点前をみんなで見ました。そのとき、お茶の道具の名前も説明してもらいました。
 
お点前拝見
 
 それから、M先生のお手本を見て、「お菓子→お茶をたてる→お茶を飲む」の流れをつかみます。その後、二つのグループに分かれ、順に茶道体験を行いました。「桜&古民家ツアー」でもお茶席の体験はしましたが、今回は自分で抹茶を点てて飲むというのがみそです。



まずは、お菓子をどうぞ
 
自分で点てた抹茶(おうす)をいただきまーす
 
 学習者さんの一人がベトナムに、今週帰国することを聞いて、急遽お別れ会も兼ねることにしました。茶道体験のあと、みんなから一言づつ別れの言葉を贈り、Aさんにもお別れの挨拶をしてもらいました。拙い(失礼!)日本語で短いけど、お互いちゃんと気持ちは伝わったと思います。
 それから、ゲーム2つ。「ピンポンパンゲーム」と「フルーツバスケット」。初めての「フルーツバスケット」は2バージョンで。いわゆるイス取りゲームですが、はじめの果物名前の時は簡単でしたが、グレードアップバージョンでは、「くつしたをはいていない人}とか「晩ご飯を食べてきた人」とか、聞き取りができないと動けないので、ちょっと難しい。日本語の勉強にもなったはずです。面白かったのは、「髪の毛が長い人」と言ったとき、髪の長さは主観で違うんだと思いました。最後に記念撮影をして茶道体験のクラスを閉じました。
 
 短い時間ですが、学習者さんが抹茶を点てる初体験ができてよかったです。「お菓子が甘い」「おいしい」という感想が出ました。「お茶のおかわりもできますよ」と言われたけど、誰もおかわりをしなかったのは、・・・。楽しい時間が持てたのも、ボランティアで来てくださったお茶の先生方のおかげ。ありがとうございました!
 
 
Aさん、お元気で!
 
記念撮影
 
 板書を読むのも勉強
 
 
 
 

2018年5月6日日曜日

ハーモニーガーデンを作ろう! H30.3月~4月

草ぼうぼうのスペース
 同窓会館
 
 
「そうだ!ここに花壇を作ろう!」
と思いついたのは、目の前に広がるぼうぼうの草地と古い同窓会館を見ていたとき。ここにハーモニーの事務所が入っても、誰も気がつかないのではないかと思った。在住の外国人と地元の日本人が気軽に立ち寄り交流できる楽しい場所にしたいのに、外観のイメージが暗すぎる!でも、建物の前に、季節の花がたくさん咲いていたら、気持ちが明るくなるし、建物もイメージアップするに違いない。そう考え、ハーモニーの有志ととも「ハーモニーガーデン プロジェクト」を開始したのだった。

 いろんな経緯から、ハーモニーの事務所は、最初に置かせていただいたひわさ交流施設「はまひるがお」から、旧日和佐高校跡の医療センターの敷地の一角にある「同窓会館」に引っ越すことになった。古い建物なので、現在美波町が床にカーペットをはったり、水回りの整備をしたりしてくれることになっていて、荷物は引っ越してきたまま積んである状態。部屋が整い次第、できれば5月中に開所したいと考えている。

 その前に花壇!!
3/19・22 まずは、草ぼうぼうの荒れ地を開墾して、畑にする作業。日頃クワを持たないから、なかなか大変。しかも、めちゃくちゃ石が多い。北海道の屯田兵の気分。

 


 何とか畑に
 
3/28 畑ができたので、周りをブロックで囲むと、俄然花壇らしくなった。
 
 
4/2 新しい土を入れ、肥料に石灰をまいて、耕してしばらく置くことに
 

培養土をたす

4/11 Hさんと二人、花の苗の店を巡り、結局阿南と地元の二つの店で花の苗を購入。ダリア、ナデシコ、バーベナ等。根付いて来年も花を咲かせてくれそうなものを中心に選んで植えた。晴れた日は、毎日水やりにいそしむ。外回りの水道がないので、建物の中の水道からホースで引っ張るのが面倒くさいが仕方がない。
 

 ダリア

 なでしこ

 かわいい!
 
4/18 新たな苗を購入。花が増えると、花壇がさらに明るい雰囲気に。Hさんの提案で、夏の雑草対策にマルチをかける。花壇の脇にも持ち寄りでアジサイ、クチナシ、ユキヤナギの苗木を植える。家の鉢で伸び悩んでいたのが地植えになって、成長を始めるといいのだが。
 
マルチ

ジニア
 
 アジサイ4,クチナシ1,ユキヤナギ2

4/25・26 
石碑の前の植え込みの草地をきれいにすることにした。一日目は一人で半分だけ、二日目は3人で仕事がはかどり、草ぼうぼうだったところが畑に変身。ここにも何か植えようと石灰や籾殻をまいて、耕した。最後の仕上げは、バラの植栽。バラは育てるのが難しいと聞くし、単価も高いのだが、咲いたら一番華やかなので挑戦することにした。

植え込みbefore
 
 植え込みafter
 
 

 一番奥に、バラの苗木が並んでいる。ひとまず、完成!

 ハーモニーガーデンの始まり、始まり。新しい事務所に入ったら、花壇を見に来てくれた人といっぱい話をしたいな。美波町にもたくさん外国人の方が暮らしていること、仕事や日本語の勉強に頑張っていること、ハ-モニーでは異文化交流のイベントを毎月していること等々。そして、一緒にハーモニーで活動しませんかって誘おうと思っている。まずは、草抜きからどうですか?って(笑)