2017年6月26日月曜日

H29年度キックオフ会議&講演会&視察  H29.6.23&24

  
キックオフ会議 

   開所式の後、美波町役場2階の会議室に場所を替えて、「地域日本語教育スタートアッププログラム事業」の29年度のキックオフ会議が開かれた。ここからの参加者もいて、始めに、所属と名前の紹介があった。そして、影治町長の話。オーストラリアのケアンズとの友好の歴史など話された。メインは、「28年度の事業実績と29年度の事業計画」の報告。地域コーディネーターの私が20分ほど報告した。
  その後、討議の時間。徳大の三隅先生から「つるぎ町と美波町の連携」についての話があり、つるぎ町のコーディネーターから現状報告があった。TOPIAから阿南以南に日本語講師がいなくて大変だったという話もあった。郡内の学校のニーズには次は自分が応えたいなと思った。

 次に、シニアアドバイザーの西原鈴子先生の講演会。せっかく来ていただくのなら、関係者だけでも話を聞かせていただき、講演の内容を共有することで、同じ方向を向いてこのスタートアップ事業に取り組んでいきたいと考えてのことである。教育委員会にもお願いして、町内の各校にも案内を出したので、学校関係者もここから何人か参加してくれた。ハーモニーのメンバーも加わり、一緒に講演を聴いた。講演のテーマは、「「生活者としての外国人」のための日本語事業が目指すもの ~各地の事例を参考に~」であり、まさに美波町の現状に合わせた内容だったと思う。
 はじめは、言語学習としての日本語教育の目的や目標など大きな視点から語り、それを「生活者としての外国人」にとっての日本語教育の目的や目標に具体化していくことで、地域の日本語教育に関わる私たちの身近な問題になってきた。カリキュラムについての時間や指導体制、活動のタイプなどの話は、これから日本語教室を開くハーモニーにとって直ちに役立つような内容だった。各地での事例は、どの聞き手にとっても興味がある内容だったに違いない。初めて知ることも多かった。「親身になって教えてくれる先生が一番」「学習者との信頼関係が最も大切」という締めくくりには、納得性があリ、そのような日本語教師になりたいと思った。質疑応答では、難民問題についても語られた。
 
 
まずは、講師紹介
講演の後は、質疑応答

 翌24日の午前中は、初めて美波町においでた西原先生に日和佐の町を案内した。先生からすれば、担当している自治体の視察ということになる。ウミガメ博物館、日和佐八幡神社、薬王寺を訪れ、その後、少し古民家も見ていただく。あっという間の3時間だった。道の駅を案内できなかったのは残念だったけど、また、来町していただくチャンスもあるだろう。はるばる横須賀からご来町いただき、貴重なご講演をしてくださった西原鈴子先生に心から感謝申し上げたい。


大浜海岸にて

カレッタ見学


水底で寝ていた浜太郎も挨拶に浮かんできた
 

薬王寺参拝 日和佐の町をながめる

 

2017年6月25日日曜日

美波日本語教室 開所式 H29.6.23

開所式のあと、影治町長と井上さんと3人で記念撮影
 
6月23日。晴天に恵まれ、「美波日本語教室」の開所式が日和佐交流施設「はまひるがお」にて行われた。会には、遠く横須賀と京都からアドバイザーの先生方、県西部つるぎ町からコーディネーターのお二人、徳島市からは、徳大、徳島文理大、徳島市立高校や徳島県国際交流協会(TOPIA)の先生方、地元美波町から町長を始め美波町役場や教育委員会、南部県民局の関係者のみなさん、そしてハーモニーのメンバーと地域住民のみなさんなど、30名を余る参加者で会場の1階の部屋はいっぱいになった。
 
どんどん人が集まってきています。

全員が着席して、いよいよ開会

 最初に、私が、始めの挨拶。ちょこっと自己紹介をしてから、参会のお礼と簡単に参加者の紹介をした。その後、式に入り、まずは影治美波町長の挨拶をいただく。マスターズの大会開催の話もあり、美波町における多文化共生のまちづくりの大切さを述べられた。次に、この「はまひるがお」の建物の持ち主である井上さんからこの交流施設をどんどん使って活動してほしいという話があった。次は私の終わりの挨拶で、これからも今まで同様の支援と協力をお願いして、開所式を閉じた。

横幕の題字は、ハーモニーのメンバーの書
 

最初に美波町長 挨拶

次に建物のオーナーの井上さん 挨拶

 開所式の後、記念写真を撮った。最初の1枚は、影治町長と私と井上さんで「はまひるがお」の看板の下でパチリ(この記事の1番最初の写真)。次に、参加者全員でパチリ・・・のはずが、近所の奥様方が遠慮して?中においでたので、数人少ない全員写真。それから、それぞれに知り合いやら初めましてやらで交流してからの解散となった。


あちこちで交流中
 
西原シニアアドバイザーと影治美波町長


最後に全員写真

2017年6月17日土曜日

日和佐秋祭 写真展&報告会  H29.6.15

 


  徳島大学国際センターと徳島市立高校は、4年前より美波町日和佐地区の秋祭に参加し、町のフィールドワークを地元のボランティアや中学生とともに行ってきました。その写真展と報告会が、徳大国際センターの1階ロビーで関係者が集まって開催されました。

 私は、ボランティアの一人として2015年には個人で参加、2016年(昨年)は、ハーモニーのメンバーとして参加しました。そのときに一緒に歩いた留学生の何人かと久しぶりに会って話し、皆さん元気そうでなによりでした。一昨年、うちで1泊のホームステイをした中国人のF君にも会い、近況を聞くことができました。国際センターの日本語研修を終えた留学生は、本科や研究室に入り、ネイティブの日本語と格闘しています。自分の選んだ道を頑張って進んでいってほしいです。


 写真展には、徳大の他の学生さんや一般の人も見に来られていました。


 これが私の一番好きな写真です。2017年の日和佐八幡神社の祭りカレンダーにも12枚の1枚として選ばれました。報告会では、集まった学生さんが一番好きな写真を一枚選び、その写真を選んだわけや祭りの思い出を話してくれました。会に参加したみんなで共有できることも多く、伝統的な日本の祭りの輪が世界に広がった瞬間でした。


 日和佐のちょうさ保存会の二人から、この秋祭りが日本の祭り大賞の「ふるさとキラリ賞」に選ばれたという嬉しい発表がありました。日本の伝統的な祭りの中には、地元の者以外は受け入れない、まして外国人は・・・という閉じた祭りも少なからずあると聞きますが、日和佐秋祭りは、日本人、外国人を問わず他地域の人々にも参加して楽しんでもらうことで、過疎化でちょうさ(みこし)の地元の担ぎ手が減る中でも、昔ながらの賑やかな勢いのある祭りを継承していこうとしています。そのことが「ふるさとキラリ賞」受賞の理由の一つになっています。今年も必ず参加します!と市高生の男子が宣言してくれました。本年も10月7日と8日に、日和佐八幡神社の秋祭りが行われます。今から楽しみです。

2017年6月16日金曜日

ハーモニー6月例会 H29.6.10


 大浜海岸では、浜昼顔がピンクのかわいらしい花を咲かせています。ハーモニーの6月の例会を「はまひるがお」で開催しました。盛りだくさんの内容は次の通り。


 3時になると、ハーモニーのメンバーが集まってきた。今回は三隅先生と会員7名(MY,YM,RN,KK,YM,MI,CK)の参加で開催。話し合ったことは次の通り。
1 新メンバーの紹介・大会メンバーのお知         らせ・自己紹介
2 アンケートの結果について
3 前回(5/14)以降のハーモニーの活動状況
 ・「多文化共生のまちづくり」の講座が5
   回終了        
 ・ 大浜クリーンビーチへの参加 
 ・ 木岐日本語教室の様子 
 ・ 台湾多短期プログラムの視察など
4 23日の開所式、キックオフ会議、講演                  
  会、親睦会の説明と出欠確認   
5 文理大の7/22,23のホームステイ
  の受け入れについて       
6 ウミガメ祭り 着物着付けイベントにつ
  いて
 
 1時間半の有意義な会だった。質疑応答の時間もとった。Kさんからの日本語教室が始まっていないのに、美波日本語教室でいいのかという質問に対して三隅先生が答えてくれた。とりあえず、公的な意味でのお披露目の式ということで区切りになると思う。あと、2週間弱、まずは、分かりやすいタイムテーブルを作り、看板や表札の準備にかかりたいと思う。欠席だったハーモニーの会員にも23日のお知らせをし、出欠をとって、役場に報告する必要がある。