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板書 |
平成29年度の地域日本語教育スタートアッププログラムの上半期の情報交換会が東京竹芝で開催された。美波町を含む28年度からの5団体に加えて、つるぎ町を含む29年度からの7団体、総勢12団体が寄っての情報交換の場となった。
最初に各団体からそれぞれの取組の進捗状況の発表があり、美波町からは、総務企画課の川西さんが報告を行った。各団体の報告を聞きながら思うことは、美波町で同じことを行ったらどうだろうということ。参考になることは少なくなかった。たとえば、鳥栖市(学校の保護者で困っている人の掘り起こし、こくさいカフェ)、熊本市(サポーター養成講座)、宮古市(国際交流協会設立)、中能登町(お菓子の持ち寄りで休憩)、基山町(事業について全庁内で共有、町内の日本人や企業への多文化共生についての実態調査)等々。美波町のこれからに生かしたい。外国人が急激に増えている鳥栖市、熊本市、福知山市の話も興味深かった。これからは、多かれ少なかれ全国津々浦々で起こることだと思う。
休憩後は、コーディネーターと自治体関係者に分かれての情報交換会になった。「言語教育可視化テンプレート」「PDCAによる指導力評価表」「生活者としての外国人のための日本語教育ハンドブック」の説明で時間の大半が過ぎてしまい、実際の具体的なコーディネーター間の情報交換が余りできなかったのは残念だった。会が終わってから、懇親会までの間に熊本市の村上さんといっぱい話せたのはよかった。アドバイザーの松岡先生ともいろいろ話ができたからありがたかった。会が違っていた近藤アドバイザーとほとんど話せなかったのが心残りである。美波町は、他団体に見習ってもっとアドバイザーを活用すべきだと反省。遠いからというのは理由にしてはいけない。
会議中 |
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今月は、人権フェスへの異文化交流コーナーの出展、12月には防災ワークショップ、これから計画的に準備しながら、海部郡内の実態調査も始めないといけない。9月から始まった「美波日本語教室」は当初N3の勉強をしたいベトナム2人だったが、今、アメリカ1,モンゴル1と増えてきて、ニーズが異なるため、内容について検討し直す必要が出てきている。将来を見越して、冬期からは1回完結型のプログラムへの移行を考えるべきかもしれない。
家に帰って、さっそくPDCAの評価表をやってみた。CとAの段階に入ると、△が俄然多くなる。まだまだ途上であるから当たり前かもしれないが、次は来年3月にやってみようと思う。