2017年11月4日土曜日

多文化共生と国際化講座  H29.11.2

研修参加者と留学生で

徳島県自治研修センター主催で、徳島大学国際センターの5階にあるフューチャーセンターを会場に「多文化共生と国際化講座」が開催された。2度目の参加。ファシリテーターは、三隅先生。去年は研修者の一人として参加であったが、今年は美波町の取組の報告と研修の進行のサポート、ついでに研修もさせてもらうことに。7時間に渡る盛りだくさんな講座であるが、参加型であるので時間があっという間にたち、面白くて気づきがあった。今年は、女性の参加者が8割 を超え、男性が多かった去年とは初めから雰囲気が違っていた。
 
セッション1
アンドレアス講師から「ドイツから見た日本、日本から見たドイツ」という講義。相手が違えば、話も変わり、昨日の多文化共生講座での話とはまた違う話も多かった。両方に参加したから分かるのであるが、同じ質問をしても反応が違う。国籍が同じ日本人でも多文化なんだと分かる。ここでも、難民問題が話題に上がった。注視していくべき問題だし、遠い日本でも他人事ではない時代が来ている。
 
セッション2
徳島の国際化を目指して」日本語上級クラスの留学生との1対1での交流。自己紹介をした後、徳島のお勧めの観光地を紹介する。まずは、近いところの阿波踊り会館&眉山、行ったことがある人には、鳴門や私の町日和佐を勧めた。日和佐の祭りに参加してくれた中国やベトナムの学生さんとまた話せて嬉しかった。

セッション3 「ドイツの食文化体験」

 ドイツのハムとパン
 
今年も石井町の「自然派ハム工房リーベフラウ」から店長さんの近藤さんが来てくれていた。ドイツで修行して身につけた技術で作ったこだわりの無添加ハムやソーセージ、そしてパンが並ぶ。9月にお店のバーべキューコーナーを利用させてもらって、店の場所を知ったばかりで、もう少し近ければたびたび買いに行けるのにと思っていたところ。切り分けてくれたハムのステーキはまだ少し温かくておいしかった。生ハムもいけるし、昨年度より種類が多くバージョンアップしていた。ドイツでは、朝と夜は冷たい料理で昼は温かい物を食べることが多いのだとか。自分は3食だいたい温かいものをとっているので、食文化の違いを感じた。これにビールがあれば・・・と思った人は、私だけではないだろう。
 
 
セッション4
 「日本語初級の留学生との交流」 自己紹介の後、留学生からお国の紹介をしてもらう。日本人二人に留学生一人で。10人の留学生と5分交代で次々に話し、感想を寄せ書き用紙に記すという繰り返し。日本に来たばかりの留学生の、これから!という意欲が伝わってきて、応援したいと思った。
 
3人で話す

寄せ書きをもって
 
セッション5
「多文化共生とこれから」 三隅先生からの説明のあと、私の出番。美波町での「生活者としての外国人のための日本語教育事業~地域日本語教育スタートアッププログラム~」への取組について話をさせてもらった。パワーポイントは、今度東京での情報交換用に作成した5枚バージョンを使った。つるぎ町のことにも触れ、徳島の田舎でもこのような外国人向けの施策が行われていることを知ってもらえてよかったと思う。
 
取組の報告
 
 
セッション6
「国際化・ソシオドラマの作成」 昨年度は、グループの中に入って一緒に劇を作ったのだが、今年はサポートで見守る側だったので、ちょっと残念。初めて会った人と話し合いながら自分達の創作劇(スキット)を作る作業は、わくわく感ドキドキ感があって面白いことを昨年体験しているので。果たして、4つのグループはそれぞれに50分ほどで「ユニクロにて」「水餃子の奇跡」「未来のアプリ」「共学習者の紹介所」(後の二つは題名が不確か)という短い劇を作り上演した。異文化間の問題があっても、現実にこうなればいいなあという望ましい未来が描かれていて、なんだかほっこりした。演技の達者な人も多く、見ていて楽しかった。
 
最後に、参加者一人一人が一言感想を言い、全員で記念写真を撮り、研修全体の振り返りアンケートを記入して、研修は終わった。研修参加者の皆様、お疲れ様でした。 
 

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