2017年5月8日月曜日

桜&古民家探険ツアー in 日和佐  H29.4.2

プチ茶道体験を終えたばかりの留学生グループ

1ヶ月前から参加者を募り、観光ボランティアガイドの皆さんとハーモニーで準備してきた「さくら&古民家ツアー」。今日がいよいよ当日です。日和佐のさくら祭りに合わせて企画したので、町のフェスティバルのイベントも覗きながらのツアーになりました。例年今頃は満開なのに、今年は桜の開花が遅れ、ちらちらと咲き始めたばかりで満開のさくらの花見ができなかったのが残念でしたが、お天気には恵まれ青空のもと町歩きができたのは良かったです。
 参加者は全部で23名。内訳はドイツ(2) オーストラリア(3)インドネシア(4)台湾(3)ベトナム(2)中国(3)カナダ(2)日本(4)で、友達連れ、家族連れ、阿南高専の留学生グループ、地元で働いている実習生など様々な方が参加してくれました。それに、ハーモニーから3名、日和佐観光ガイドボランティアから5名、お茶の先生2名とお茶クラブの小学生6名、はまひるがおから1名の地元のボランティアが17名も手伝ってくれました。

山門をくぐり
 
お琴の演奏を聴き
 


本堂にお詣りをしてから
 
ゆぎ塔に上がりました。
  午前の部は、駅前で集合し、薬王寺を参拝しました。参加したのは、3グループ10名です。ガイドの皆さんが英語も準備してくれて、日本語と英語の説明で、中国語の通訳もしてもらいながら、手水の方法、山門の説明、女厄坂の説明と進みました。鐘撞き堂のところでは、お琴の演奏を聴きました。男役坂の階段を上がり、本堂でもお詣りの仕方の説明後、みんなで手を合わせました。寿老人をなでなでしてから、太子堂を回り、歳の数だけ鐘をたたいて悪運を払うのは子ども二人だけしました。他の人は時間の都合で(歳が多いから?)笑ってパスしました。還暦坂を上がり、町の景色を見て、写真など撮り、それから坂を下りて解散しました。午前中の薬王寺参拝で外国人の皆さんにお寺の正式なお詣りの仕方を知ってもらえたかなと思います。一円玉を階段に1枚1枚置いていくという厄除けの風習が外国人の方には興味深かったようです。

 お昼が食べられるお店マップを渡していて、それぞれ好きなところでお昼を済ませました。ここで、午後から参加する留学生のグループと出会ったので、私は一緒にセルフのおうどんを食べに行きました。50円割引してくれたので、安くて早いランチになりました。


道路に桜が・・・
 
ミニコンサートやものつくり市をのぞきながら桜町通りを歩いて、
 
 
お宿日和佐では、ボーデさんから古民家の説明を聞き


たにひょうの蔵を見学しました。
午後は、高専の留学生11名と阿南在住の2名の13名が加わり、23名で古民家たんけん町歩きをしました。桜町通りでは、バンドの演奏中で立ち止まって1曲聞かせてもらいました。ものつくり市を覗きながら歩き、1軒目の古民家居酒屋「ひわさ屋」を外から見て、厄除け橋を渡り、お宿「日和佐」へ。ここでは、オーナーのボーゼさんの英語の説明を聞きながら、座敷に上がり部屋も見せてもらいました。ボーゼさん作の漆喰の絵を見ると、芸術家だなあと感心させられます。だんだん増えていくのがすごいです。次の古民家カフェ「たにひょう」は休みで中を見せてもらう事ができず残念でした。外から蔵を見ました。次は、向かいのお菓子屋「十一屋」さんではおばちゃんが出てきてくれて、駄菓子を買う人もいました。それから、役場前の大通りを歩いて、八幡神社へ。


友達・家族のグループも記念撮影
 
八幡神社では、プチ茶道体験

 
日和佐八幡神社では、留学生グループと一般グループに分かれ、茶道体験と大浜をながめ、亀のプールを見る観光を途中で交代して行いました。私は、茶道の担当をしました。茶道体験では、和菓子やお茶をいただく作法の説明を日本語と英語で行いました。参加者の皆さんは、初めて抹茶を飲む人も多かったのですが、苦いと感じたのは子どもさんだけで案外普通にお茶を楽しまれていました。ただ正座は大変だったようで、途中で楽にしてもらいました。茶道体験の後で、それぞれにみんなで記念撮影をしました。


はまひるがおでティーブレーク

 茶道と亀の後は、近道をして日和佐交流施設「はまひるがお」に向かいました。町民グラウンドを横切り、墓地のお墓さんの間を抜け、細い「あわえ」と言われる路地の道を通りました。墓地とか路地は、余り通ることがないと思うので、これも異文化体験です。
「はまひるがお」では、お茶を飲んだり、けん玉やだるま落としなど日本のおもちゃで遊んだり、二階の展示室の地元の人制作の日本的な工芸品を見てもらったりしました。

次は、昔の廻船問屋の大きな古民家を外から見ました。今、町が活用を考えているので、そのうち中が見られるようになるかもしれません。最後は、世界遺産ならぬ世間遺産「初音湯」。昔の公衆浴場が今はIT企業の会社になっています。ここも外から見て、その後また厄除け橋を通って、駅に戻りました。


駅に向かって帰ります。

 駅前で終わりの挨拶をして、1日のツアーを無事終了しました。最後に、参加者全員30名で写真を撮らなかったのが悔やまれますが、事故もトラブルもなく、楽しいイベントになったことがありがたいです。参加者どうしの母国語での会話、参加者とボランティアのふれあい、参加者と日和佐の町の人とのふれあいなど、多文化共生の輪が広がるイベントになったことが嬉しいです。申し込みをして参加してくださった23名の皆さん、ボランティアで動いてくださった17名の皆さんに感謝したいと思います。


 

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