金比羅さん避難基地にて
昨年度に続いて、美波町主催・ハーモニー協力で今年2回目の在住外国人のための防災ワークショップを行った。ファシリテーターは、昨年度と同じ徳大地域創生センターの学術研究員で、防災専門家の井若さん。参加者は、地域在住の外国人(ベトナム3,中国3,アメリカ3,インドネシア1,台湾1)と家族、ハーモニーと役場関係者で、総勢23人だった。
はじめに、役場の総務企画課課長より挨拶があり、続いて一人ずつ日本語で自己紹介をしてから、井若さんによるワークショップを始める。まずは、逃げ方。町内放送の警報を聞き、机の下に隠れる。
次は、怪我人が出た時の運び方。
おしりの下で支える
毛布の担架の作り方。
次に防災について、テキストで学習。
学習中
3分間酸素がなかったら死ぬ、3時間温度が適当でなかったら死ぬ、3日間水がなかったら死ぬ、3週間食べ物がなかったら死ぬ。サバイバル3、なるほどと思った。そういえば、小屋の中のマットにくるまって水だけで2週間生き延びた子どものニュースを思い出した。
トイレ休憩の後、役場の裏山にある避難基地へ。金比羅さんの神社のある山まで急な階段を上っていく。上で、かまどベンチや防災倉庫についての説明があった。
登りは結構きつい
到着
町を見下ろせる高台で
30分ほどで元の会場に戻り、防災食の試食。6種類のご飯をいろいろ食べ比べてみる。一番好きな物ランキングではカレーが優勝。外国人3人、日本人3人が6種類の防災食の中からカレーを選んだ。2番人気は、わかめご飯とチキンライス。好みは国別で違うのでなく、個別で違うことが分かる。ぱんやお餅もあって和気あいあいの交流タイム。
初めて顔を合わせた人もすぐに仲良くなって、楽しいワークショップだった。ハザードマップでそれぞれの住んでいる場所とそこから近い避難場所が確認できたのはよかった。さらに、地域での避難訓練に地域住民として一緒に参加してほしいと思う。町の日本人と知り合いになっておくことも大事な備えだと思うから。来年も、再来年も続けたい大事なイベントである。
会の最後に撮った全員写真
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